お客様からいただくご質問と回答

弊社で扱えるデータ形式に付いて

Q1.作図依頼する場合の作図資料の形式はどんなものがいいのか
A1.「作図資料として対応可能な形式一覧」及び「納品可能な形式一覧」をご覧下さい。
各形式については、作図に適した状態とならない場合もありますので、資料検討後に作図内容のご相談をさせていただく場合があります。
形式次第ではお客様がお使いのアプリケーションから出力出来る形式を複数いただいた方が、図面作成の効率が上がります。
詳細は弊社各課までご連絡下さい。
Q2.ベクター形式とビットマップ形式、3Dファイル形式の違いを説明して欲しい
A2.弊社で取り扱うファイル形式には3種類の形式があります。

ベクター形式:
ドローソフト(Adobe Illustrator、CorelDRAW、花子 等)、2DCADソフト(AutoCAD 等)で描かれたファイルの形式のこと。

ビットマップ形式:
Windows標準のペイント、Adobe Photoshop、PaintShop Pro、Gimp 等で描かれたファイル形式のこと(デジタルカメラの写真データもビットマップ形式です)。

3Dファイル形式:
3DCADソフト(SolidWorks、Autodesk Inventor、CATIA 等)、3DCGソフト(3ds Max、Shade 等)で作られたファイルの形式のこと。

ベクター形式は弊社の作図作業の中心となっている形式です。点と点を結んだ線を繰り返し作っていくことで図形を作成します。作図後に図を拡大縮小しても線が滑らかで奇麗なまま見ることが出来ます。
ビットマップ形式は四角い点(pixel:ピクセル)を並べて置いていくことで画像を表現する形式で、描き終わった画像は拡大縮小するとpixelの配置が再構築されるために、画像の奇麗さが失われてしまうことがあります。
3Dファイル形式はコンピューター上に仮想の3次元空間があり、そこに仮想の物体を作った形式のことです。どの方向から見ても物体の形状が確認出来るため、弊社でもお客様から提供された3Dファイルを使って出願用の各図面作成に利用しています。
どの形式も一長一短がありますので、出願内容に適した資料としてご提供いただけるように弊社の方でご案内いたします。
Q3.ビットマップ画像の画面での見え方と印刷結果、解像度とpixelの関係を説明して欲しい
A3.ビットマップ画像は色付きの四角い点を並べて配置することで全体として画像を形成しています。

通常ビットマップ画像のサイズは縦横のpixel数で表されますが、これは先の四角い点の数のことです。
パソコンの画面もこのpixelを並べて表示していますので、写真加工アプリケーションやWEBブラウザ等でビットマップ画像を100%表示すると原寸で見ていることになります。
このためパソコンモニターの表示解像度(モニターが表示出来る縦横pixel数)がビットマップ画像のpixel数より小さい場合は、ビットマップ画像は画面からはみ出してしまいます。

画像の解像度(dpi)は画像の細かさを表すものです。
単位表記は dots per inch のことで、長さ1インチの中にいくつのドット(pixel)が入るかを示すものです。
特許庁規定のグレー画像は特許出願では400dpiですが、これは1インチ中に400pixelが入った細かさということです。
解像度は印刷時に意味を持ちます。
プリンターが600dpiの性能を持つということは、1インチ中600pixelまでの細かさで印刷出来るということになります。
解像度を上げるほど印刷される画像の精細さは上がりますが、画像のpixelを解像度分1インチ内に納めて印刷するため、画像が小さく印刷される事になります。

つまりパソコン画面で見る場合に重要なのはpixel数であり、印刷時に重要なのが解像度ということになります。
画像pixel数に解像度を指定すると、印刷で出てくるサイズが決まります。
逆に印刷サイズに解像度を指定すると画像pixel数が決定されます。
3つの属性は互いのサイズに影響を及ぼしますので、弊社でも出願イメージを作る際は規定サイズを超えないよう注意して作業をしています。

■解像度(dpi)が異なる画像を同じ大きさにした場合(低解像度⇔高解像度)
解像度(dpi)が異なる画像を同じ大きさにした場合のイメージ
※クリックすると拡大画像が開きます。
※解像度をわかりやすく表すためのイメージ画像です。

■pixel数が同じ画像で、解像度(dpi)を変えた場合、印刷時の画像の大きさが変化します。(低解像度⇔高解像度)
pixel数が同じ画像で、解像度(dpi)を変えた場合、印刷時の画像の大きさが変化します。
※解像度をわかりやすく表すためのイメージ画像です。

解像度(dpi) 200dpi 300dpi 400dpi
画像の大きさ127mmを保持 1000pixel 1500pixel 2000pixel pixel数が変わる
縦(横)1000pixelを保持 127mm 83.82mm 63.5mm 画像の大きさが変わる

作図資料について

Q4.PDFファイルから作図は可能か
A4.可能です。しかしPDFファイルが下記の状態の場合、作業効率が下がります。

・ベクター形式の線で描かれた図形がビットマップ形式に変換されている
・ベクター形式の線で描かれた曲線部分が滑らかな線に変換されていない

問題箇所は再トレースの作図作業になります。お客様がお使いのアプリケーションから出力可能な形式をお伝えいただき、効率的な作図の出来るようご相談させていただく場合があります。
Q5.3D PDFやeDrawings形式から作図は可能か
A5.可能です。ビットマップ形式へ変換した画像を下絵としてトレース作図を行います。
資料内容によってはベクター形式への直接の変換が出来ないため、他の形式でいただいた方が作業時間を短く出来る場合があります。
お客様がお使いのアプリケーションから出力可能な形式をお伝えいただき、効率的な作図の出来るようご相談させていただく場合があります。
Q6.資料図の作図線からは破線が作図しにくい場合があると言われたが
A6.弊社の作図作業の中心であるAdobe Illustratorで破線を作図する場合は、まず実線を描いた後、破線の属性を追加することで破線として表現しています。
元々は実線ですので、破線部形状を変更することも容易に出来るからです。
作図資料としてベクター形式がいただけた場合は、破線となる線が実線であれば簡単に破線に変更出来ます。
しかし以下の状態の資料図の場合は、破線の表現や拡大縮小、形状変更をすることが困難になるため、弊社で再トレースや追加作業が発生することとなり作図効率が悪くなります。

1、実線が間をあけた状態で配置した破線として作成されている場合
2、実線にはなっているが、接続されていない短い実線が並んだ状態で連なっている場合
3、見た目は一つの実線だが、同じ位置に何重にも実線が重なっている場合
4、ビットマップ形式の画像で破線が描かれている場合

このような場合は作図にお時間をいただくか、お客様がお使いのアプリケーションから出力可能な形式をお伝えいただき、効率的な作図の出来るようご相談させていただく場合があります。
Q7.3Dファイル形式のソリッドとサーフェイス モデルはどう違うのか
A7.サーフェイス モデルは厚みの無い面で構成された、ハリボテのようなモデルのことです。ソリッド モデルは中身の詰まった粘土で作られたようなモデルのことです。
弊社ではソリッド モデルで編集作業を行っております。
3Dファイル形式によっては弊社でソリッドモデルに変換出来ずに編集作業に時間のかかる場合があります。
その場合は他の形式での資料提供をお願い出来ないか、ご相談させていただく場合があります。
Q8.いただいた資料書類に配置した画像が弊社側で表示されない
A8.画像を資料書類内に配置したはずが、弊社に届いた際に書類内に表示されない現象を言います。このままでは作図資料として使用出来ません。
アプリケーションによって呼び方は違いますが「挿入」「オブジェクトに図を保存」「埋め込み」等というオプションを設定して画像を書類内に配置すると、ファイルサイズは大きくなりますが画像が書類内に保存され正常に表示されます。
また「リンク」された状態を維持したい場合や配置画像自体を編集する場合は、配置した画像を配置された書類と一緒にいただくことで回避出来ます、ご注意下さい。
Q9.意匠出願CGや写真用の画像資料のサイズはどの程度か
A9.3Dファイル資料ではなくお客様がご自分でレンダリングした画像や、撮影した写真から意匠出願用イメージを作成する際は、以下の条件内ですとより効率的に作成が出来ます。

1、画像サイズが必要とする出願規定の1.5から2倍以上のサイズ
2、画像形式はPNGやTIFF等の可逆圧縮もしくは無圧縮形式

もちろんデジタルカメラで撮影した場合はJPEG形式が通常ですので、無加工でいただける場合はこの限りではありません。
またJPEG形式でしか弊社にいただくことが出来ない場合は、可能な限り圧縮率を低くしてノイズの出ないようにしていただけると助かります。
Q10.6面全図の資料は無いが、意匠出願図は作成可能か
A10.出願される形状によります。
作成時間は通常よりかかる場合があります。
斜視図があれば全図作成可能な形状もありますので、一度ご相談下さい。
Q11.クライアントから提供された3Dファイルをお客様が確認出来ない
A11.弊社で3D PDFに変換してお渡し出来ます。
PDF閲覧ソフトのAdobe Readerを使い3Dデータを見る事が可能になります。
データ内容を確認後、弊社に必要図のご説明をお願いいたします。
Q12.メールで送信した添付ファイルがXXXXX.datとなって見る事が出来ない
A12.お客様のメールアプリケーションの設定をご確認下さい。
送信形式がhtml形式やリッチテキスト形式となっている場合は、差し支えなければプレーンテキストや標準テキスト形式に変更して送信いただくと問題なく見る事が出来ます。
お客様の環境上変更出来ないようでしたら、弊社で変換等の手段を使い確認いたします。
Q13.米国に出願した陰影付き意匠図面を日本に出願したい
A13.特許庁規定で表面の凹凸を表現するための陰影は許可されていますので、陰影の入った状態でも意匠出願可能です。日本出願用に図を調整して納品いたします。

納品されたファイルについて

Q14.納品されたPDFを印刷すると若干小さく印刷される
A14.Adobe Readerから印刷する際に表示される印刷設定のダイアログウインドウで、プリンター印刷可能範囲に合わせて自動的にPDFページの拡大縮小をするよう設定している事で起こります。
PDFページを実際のサイズで印刷するように設定する事で回避出来ます。
Q15.圧縮解凍アプリケーションについて
A15.弊社から校正や納品で複数のファイルを送る際は、通常ZIP圧縮(暗号化も可能です)をして1つのファイルにまとめた状態でお送りしています。
お客様がお使いの圧縮解凍アプリケーションとの相性や種類の違いなどで、うまく開かない場合もありますのでお使いの圧縮形式を事前に教えていただくと問題が起こりにくくなります。
圧縮解凍アプリケーションは多数ありますが、インストール後別途DLLファイルをインストールするものもあります。
中にはセキュリティ上の脆弱性が発見される事もありますので、アップデートなどのメンテナンスは確実に行っていただけますようお願いいたします。
Q16.納品されたPDFファイルを印刷すると、ハッチング表示がおかしくなる
A16.Illustrator(バージョン問わず)で作成されたファイルの内部データとプリンタの相性によって起きるようです。現在分かっている確実な回避方法は、文字をすべてアウトライン化することです。
弊社でも注意して作成しておりますが、もし問題が起きた場合はご連絡下さい。速やかに対処いたします。

またプリンタ側にページ記述言語(LIPSやPostScript)の状態で渡さず、パソコンで画像として前処理したものをプリンタ側に送る事で問題を回避出来る場合もあります。
お客様側で行える回避方法は、印刷時にAdobe Readerの印刷設定ダイアログの詳細設定で、「画像として印刷」を選択する事で問題なく印刷される可能性があります。
Q17.DXFファイルで納品して欲しい
A17.弊社では基本的にIllustratorで作図を行っており、DXFファイルの書き出しも可能なのですが、書き出しの際に塗りの属性や文字の属性が失われる事があります。基本的には線画のみが正しく表示されるとお考え下さい。
しかしながらご要望はありがたくお受けいたしますので、完全なDXFファイルが必要なようでしたら是非ご相談下さい。
Q18.GIFイメージファイルを画像編集アプリケーションで開くと白黒2値の表示にならない
A18.GIFファイル形式は他のビットマップ形式とは違い、白黒、グレー、フルカラーの情報を持ちません。
必ずインデックスカラーという最大256色の色パレットから画像を構成します。しかもその256色は作成者が取捨選択した色で構成出来ます。
このため特許庁規定のGIFを作る際は、白と黒の2色だけをパレットとしたインデックスカラーで画像を構成します。
画像編集アプリケーションはパレット内の色を参照してGIF画像を表示しますので、単純な白黒2値ではなく、2色を使ったインデックスカラーの画像として表示する事になります。
GIF画像を編集する場合、画像編集アプリケーションによっては2値やグレーに画像を変換して行う必要がありますのでご注意下さい。
Q19.納品したファイルを登録書類に張り付けてhtml化するとウインドウからはみ出るほど大きくなる
A19.GIF、JPEGファイル形式は通常解像度をファイル内に保存しません。
このため適切な処理を行ったにも関わらず、html化した書類をWebブラウザで開くとウインドウからはみ出すほど大きく見える場合があります。
これは正しい挙動ですので、そのまま出願処理をされても問題はありません。
インターネット出願ソフトでは自動的に縮小表示をして表示しますので、確実に確認する場合は印刷してご確認下さい。
しかし変換処理を行うアプリケーションによっては、独自に解像度情報を追加するものもあります。
この場合でも特許庁規定に反したものではありませんので、問題はありません。
Q20.Illustrator形式で複数ページ1書類で納品出来るか
A20.Illsutaratorで作成された複数の図面を納品する場合に、図面の数だけの書類を作らずに1書類にまとめる事が出来ます。
これはバージョンがCS4からの機能ですが、管理する際に便利ではないかと思われますので是非ご活用下さい。
弊社でもご要望に応じて1書類にまとめることも、各ページごとに分けることも可能です。
Q21.納品JPEGファイルは特許庁規定のJPEGファイル(JFIF準拠)になっているのか
A21.現在の特許庁規定のJPEGファイルはJFIFに準拠している旨の情報が内部に保存されていなければなりません。
しかし広く画像編集アプリケーションとして知られているAdobe社のアプリケーションは、デジタルカメラの普及に伴いExif準拠情報しか保存しなくなりました。
このため他のソフトウェアでJPEG変換する必要があります。
弊社では編集作業をAdobe Photoshopで行い、JPEG(JFIF)変換作業は他のアプリケーションを使っております。
このためインターネット出願ソフトでチェックした場合でもエラーが出る事はありません。
お客様がご自身でJPEG変換を行う場合でも、インターネット出願ソフトが入力チェックを行った際に、自動的にJFIF準拠に変換します。
ただチェック結果にエラー報告を出しますので、画像の確認をした上でお使いいただくことは可能です。
Q22.インターネット出願ソフトから印刷した出願書類にイメージが2図入らないことがある
A22.出願用イメージのサイズを特許庁規定いっぱいで作成すると起こる現象と思われます。
サイズを少し小さく作成した出願用イメージを使用することによって回避出来ます。
ご要望がありましたら、サイズを調整して納品いたします。

作図資料として対応可能な形式一覧

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ファイル形式名 拡張子
汎用ファイル形式 Adobe PDF pdf
EPS eps
SVG svg , svgz
AutoCAD DXF (2D) dxf
ビットマップ形式 JPEG jpeg
PNG png
TIFF tiff
BMP bmp
GIF gif
独自ファイル形式 Adobe Illustrator ai
Adobe Photoshop psd
Microsoft Word doc , docx
Microsoft Excel xls , xlsx
Microsoft PowerPoint ppt , pptx
Microsoft Visio vsd , vsdx 等
Canvas cvs , cvx
Freehand fh9 , fh11 等
CorelDraw cdr
AutoCAD DWG (2D) dwg
ファイル形式名 拡張子
3DCAD汎用ファイル形式 AutoCAD DWG (3D) dwg
AutoCAD DXF (3D) dxf
STEP stp , step
Parasolid x_t , x_b
ACIS sat , sab
IGES igs , iges
IDF emn , brd , bdf , idb
.IFC 2x3 ifc
VDA vda
OBJ obj
STL stl
VRML wrl
AMF amf
3DCAD独自ファイル形式 Solidworks asm , sldasm , prt , sldpart
Inventor ipt , iam
Pro/E , Creo prt , asm
CATIA V4 model , session , exp , dlv3
CATIA V5 CATPart , CATProduct , cgr
Rhino 3dm
SpaceClaim scdoc
SketchUp skp
ECAD idf , idb , emn
Unigraphics/NX prt
JT jt
Solid Edge par , psm , asm
Autodesk Alias wire
CADKEY prt , ckd

※各ファイル形式については、作図に適した状態に変換されない場合もありますので、資料検討後に効率的な作図の出来るようご相談させていただく場合があります。

※3DCAD形式については、お客様のお使いのアプリケーションから出力出来る形式を複数いただいた方が、変換作業効率が上がります。
詳細は弊社各課までご連絡下さい。

納品可能な形式一覧

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納品に対応しているアプリケーション バージョン
Adobe Illustlator 〜CC
Canvas 〜15
Microsoft Visio 〜2013
Microsoft Word 〜2013
その他ファイル形式
PDF
GIF
BMP
JPEG (JFIF)

※DXF等のCADデータでも納品可能ですが、制限がありますので発注時に一度お問い合わせ下さい。

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